「痛み」「シビレ」を取るために
目次
・熱を取る
・歩く
関節を「滑らか」にすれば調子は良くなる
機械のジョイントをスムーズに滑り易くするには“油”を注します。
関節の動きをスムーズにするにも「油」が必要なのですが、これにあたるのが「関節液」です。
関節液は油の様に粘ばりヌルヌルしてい ます。それによって関節をスムーズに動かす事が出来るわけです。 機械にも関節にも言える事ですが、油を介してジョイントをスムーズに動かす場合、一番滑りやすいのは「荷重」をかけた時なのです。

バナナの皮を想像してくれると解りやすいと思います。
そっと軽く踏んでもバナナで足を滑らせる事はありませんが、ギユッとバナナを無意識で踏み込んだ時はヌルッと滑り足を滑らしてしまいますよね?
こういった粘性のあるものを滑らせようとした時は「荷重をかける」と滑り易くなるという物理的特徴があるわけです。
関節が流体潤滑
してることにより、(関節は)滑らかに動くし、荷重と釣り合う環境が整う(バランスが整う)ので、この環境下で『痛み』というのものが発生するということはない。
逆に「痛み」が出てるという事は関節が流体潤滑
してない環境であり、(関節が)滑らかに動かない状態で荷重と釣り合わない環境(バランスが取れていない)であるという事である。
関節が流体潤滑していれば痛みが出ることはない

(1)乾燥摩擦/固体摩擦
二つの物体(骨と骨)の間に潤滑剤が存在しない状態。
(2)境界潤滑/境界摩擦
二つの物体(骨と骨)の間に分子の大きさ程度の厚さの吸着油膜が存在する状態。
(3)流体潤滑/流体摩擦
二つの物体(骨と骨)の相対的な運動により、十分な厚さの潤滑剤の油膜(流体膜)が生じて二面が完全に離れた状態。この状態では、常に流体膜が確保されるように、流体に圧力を発生させることにより『荷重』と釣り合わせています。
二つの物体(骨と骨)が接して動かそうとすると必ず大きな摩擦が発生する
二つの物体(骨と骨)の間に流体成分がない状態で上から押さえつけても動かしづらい
二つの物体(骨と骨)をスムーズに動かすためには、流体成分があって、流体潤滑してることが必要
流体成分があって加圧するとなめらかに動く状態=流体潤滑
加圧すると動きやすい。でも、牽引する(引っ張る)と動きが鈍い
流体潤滑を達成するには二面(骨と骨)が平行になってる、加圧することが必要
内圧が高まって二つの面(骨と骨)が平行であることが『流体潤滑』 の達成に必要