股関節の悩み

安静、注射、湿布、をしても

整骨院・整体に行っても良くならないあなたへ

こんなお悩みはありませんか?

  • イスから立ち上がる際や、階段を登る時、歩き出しと動き出して股関節周りが痛む
  • 病院で股関節の間の隙間が無くなっていると言われた
  • イスで座っている時に足を組むと組みづらく、また痛みが出ることもある
  • 過去に腰が痛くなったことがあり、股関節から音がなることがある
  • 過去に定期的にスポーツをしていて、その後、走った時に股関節が痛くなることがあった
  • 家族やたまにある親戚・職場の人に歩き方が変だねと心配された

そのお悩み当院にお任せください!

股関節の痛みが治らない理由

あなたが股関節がおかしいと思い、ストレッチをしてみたり、どこかへ通ってみたこともあるでしょう。しかし、あなたがなかなか良くならないのは、いくつかの理由があります。では、その理由をケースバイケースで解説していきます。

様々なストレッチ

ストレッチにはいくつかやり方がありますが、ここではその説明はしていきません。なぜしないかと言いますと、ストレッチは基本的に筋肉に対する作用を狙ったものだからです。股関節がおかしい・変形が始まっている場合には、筋肉だけの問題を解決したところで股関節の関節と、大きく関係しているヒザ関節・足首の関節・骨盤の関節である仙腸関節・腰骨である下の腰椎に何らかの問題があるためです。つまり、筋肉は関節に問題があった結果、影響を受けて筋肉に変化が生じているだけですので、筋肉のみへの対応をしたところで解決することはできないから、ストレッチをしていても改善しないと言えるのです。

スポーツクラブでのマシンや筋トレ

運動不足が原因だ…ネットや整骨院・整形外科などに行くと、こんな話につながり、「だから運動しなきゃ!」と前向きな人ほどやりがちなのが<筋トレ・マシンでの運動>になります。運動不足が原因というのは大きな意味では間違ってはいませんが、だからと言ってマシンや筋トレをすればいいというものではありません。

ストレッチのところでも上記したように、股関節のトラブルや変形は、筋肉だけの問題ではありません。スポーツクラブにあるようなマシンや自らで行う筋トレだけでは関節に対応することはできず、労を要するわりに股関節の悩みが解けるような前進する大きな効果は得られないのです。そればかりか、かえって股関節の症状とそれに付随した症状をひざ痛・腰痛という形で広げてしまうことになる可能性を含んでいるということを理解してください。

整形外科でオペをして良くなる人と良くならない人の違い

完全にくっついてしまうような変形をした股関節に限りますが、治療の最後の砦としてあるのが股関節の人工関節手術という方法と、その他のメジャー手術としてあるのがキアリ手術というものになります。

人工関節手術の耐用年数は以前よりかなり伸び、15~20年と言われています。この後は当然再手術ということになりますが、老齢になってからの手術は大変難儀すると言われていて、体力がないと、手術をきっかけに見当識障害という「物忘れ」が進行する例を関わらせていただいていた介護の現場でもしばしば目にして来ました。50歳程度で手術すれば、長くて70歳で再手術。60歳で手術すれば、80歳位で再手術。70歳なら90歳前後で再手術。このようになります。

また、キアリ手術という方法の場合ですが、これは人工関節を使用せずに、あなた自身の骨を切って股関節の受けている位置を変えることで股関節の動作環境を広げようとするものです。この手術の場合は、予後が悪くないと言われていますが、股関節は片側の使い方が少しおかしくなると、その影響が全身の重力バランスセンサーでもある骨盤への影響を経て、全身へとその少しの変化が波及して行くことになります。

いずれのオペにしても、1年・3年・5年・10年と長いスパンで経過を見て行った時に、股関節の症状をきっかけに全身症状へと問題を広げて行く人と行かない人の差は、それまでに痛みとどう向き合い、改善のために努力して来たかということが上向いた改善の道を辿るのか?もしくは、反対側の股関節をはじめとして、全身のどこかしらの部位で症状を広げてしまうのか?という結果に繋がります。

努力しようとする人と、しない人でいかにこれほどまでに違うのかというと、少しでも動けるようになってからたくさんリハビリした人が良くなるからと言えます。ですので、手術をしたくない!と考えている人や、まだ手術はしなくても良いけど今後手術になるかもしれないと言われているのであれば、正しい体の使い方・リハビリ方法を正しい指導のもとに受けることが必要になるのです。

整骨院での電気治療やマッサージで良くならない理由

上でもお伝えしたように、股関節の動作の問題や手術を検討せざる方向と言われた場合は筋肉の問題だけで解決するものではありません。以前、私も電気治療をしていました。しかし、その目的は、筋肉や表層の皮膚と筋膜への通電による痛みの穏やかな緩和であり、改善のためにやっていたわけではありません。

実際、電気自体は通常骨には届きません。そして超音波というものも現在整骨院や整形外科では主流の治療選択肢として使われていますが、関節内の股関節の潤滑面に対して効果するものでないのです。

マッサージも以前は施術の中にいれておりましたが、基本的に筋肉刺激で、やり方によっては骨への刺激になるものもあります。しかし、これがかえって問題になることもあります。それは、股関節の問題が進んで行った場合には、軟骨がすり減ってしまっている場合や、軟骨がくっついてしまうようなことすらあります。この場合、関節同士で荷重がかかった状態で動かすことが本来の動作であるのに対して、荷重がない状態で動かされてしまうので、本来の動作にない不自然な力として股関節に力が加わるので、変形をより助長してしまう可能性を孕んでいると言えます。そういう意味においても、違和感のある股関節においても変形し始めた股関節や腰回りの問題においても、マッサージや横から力を加えるような動作はかえって状況を悪くすると理解しておくと良いと思います。

一般的な整体の施術で良くならない理由

股関節が変形している場合、股関節に対して何らかの力が加わり、悪くなってからの時間経過があった結果が変形を作ったと言えます。多くの整体の考え方として、股関節の位置の異常が問題としてその位置の異常に対して施術を行います。しかし、これまで数年以上かかって変形して行った経緯を数回~の手技だけの力のかけ方だけで変形を戻せるかというと、とても難しいのです。

股関節は股関節単体で悪くなるのではなく、必ず股関節の受け皿である臼蓋部というところの骨である腸骨が、左右の股関節と釣り合ってどう動くのか?ということが普通の状態(生理的な状態と言います)ではなくなるために悪くなります。つまり、左右の股関節の釣り合いを整えて行くためには、股関節を含めた骨盤の正常な動作を回復させるための正しい歩行が必要不可欠と言えるのです。

しかし、多くの整体ではこういった原因を無視してただひたすら位置異常を追っかけて施術を進めて行くので、本来の回復に必要な動作とはかけ離れて行くことが多くなります。

そもそも股関節の痛みとは

変形し始まっている人においても最初の症状は必ずあったはずです。その最初の症状からどんなものであったのか見て行くとわかりやすいので分類して見て行くことにします。

最初に感じる股関節の症状にはいくつかパターンがありますが、多くは二つに大別されます。

腰が痛いと感じる
股関節がなんか変、動きがおかしい・ぎこちない
こういったものです。では、1から見ていきます。

1.腰が痛いと感じる

まず、腰と股関節の関係を見ていきます。場所が違うから素人考えでは違うものだと考えてしまうでしょう。しかし、股関節の受け皿である臼蓋部というところは、骨盤の構成骨である腸骨という骨の一部分です。この骨は歩く際に足からの荷重と状態からの重みを必ず受けることになります。しかし、この重みを受けて動かすということが何らかの理由で左右同じように一定量動かせなくなると、股関節側の動きの悪さ(可動域現象ともいう)として影響が出て来ます。つまり、腰が痛いということが股関節に与える影響は実は直結した症状であると言えるのです。

2.股関節がなんか変、動きがおかしい・ぎこちない

この場合は、1の症状が少し進んだ症状かあるいは、女性のホルモン変動期である1初潮期 2出産期 3閉経期 このいずれかにおいて股関節への力のかけ方に問題があった場合に起こりやすい傾向があります。

力のかけ方の正しい誤りを端的に説明すると、二本足で歩く生き物である我々人間は、歩くことによって体を作ることができます。その証明として、1ヶ月全く歩かなくなったら筋力は弱り、胃腸の働きも落ち込むせいで食べることもままならなくなり、血やリンパ液の流れが悪くなるため、何となくむくんだ感じになり、体温調整がうまくいかなくなることもあり、そして頭の働きも何だかぼんやりすることでしょう。(もちろん肩こり・腰痛・膝が痛いといったものも含まれます!)人は重力に逆らって動き、体を動かすことで若い時のような内臓を含めた身体の動きを維持します。

大きな話でしたが、体の重みを強く受ける関節である股関節はこの影響による変化はとても大きいのです。症状として感じ出しているということは、あなた自身の体が要求する量の歩行量ではなかった可能性が高いと考えられます。

股関節の痛みが起こる原因

では、股関節が変形してしまう原因や、股関節に痛みが走り、悪くなってしまう原因について話していきます。

ここまで、なぜ良くならないのか?悪化させしまうのかというところでも、しばしば骨盤の話をしてきましたが、股関節が変形・動きが悪くなってしまう理由には骨盤の形状と動作の問題の二つがあります。それぞれ2パートに分けて解説していきます。

1股関節の形の問題(形状について)

変形性股関節の専門手術を行う先生の臨床例によると、変形を起こす人の80パーセントの患者さんにおいて「臼蓋形成不全」という股関節の受け皿部である関節が小さいというように言われています。これは、生まれながらにしてそのようになっているとも考えられていますが、少し考えて見てください。生まれたままの股関節のまま大きさ・形は変わらずにいるでしょうか?生まれた時から股関節だけでなく、身体は全て成長に伴い、変化変容をしていきます。つまり、一部先天的に変形してしまっているものもありますが、多くの場合は成長過程で股関節形成に必要な要素が足りなかったために臼蓋部というところが発達しなかったということを考える方が自然です。実際、異常であるとするなら、20代・30代といったこれまでの年齢の時になぜ症状が出なかったのか?ということの説明が付かないということを考えると自然な考え方と言えるでしょう。そして残りの20%はホルモン異常や何らかの外から加わった力であると考えることができます。

2股関節の動きの悪さ(股関節のはたらきの異常)

股関節の正常な動きは、ねじりながらお腹の方へ曲げる・ネジりを解きながら背中側へ伸ばして行くというものです。そして、前述したように、股関節の働きに必要な要素は重力に対してどのように使うのか?ということがとても重要な要素になってきます。その要素には大別すると二つしかありません。

荷重をかける
足を浮かせて振るように足を動かす
この二つです。歩く動作で考えると、股関節の受け皿である臼蓋部に受ける荷重は体の重みの3倍程度から4倍程度がかかってきます。走った際や階段を上る場合においては、5倍から9倍以上の力がかかることが運動解析をするとわかってきています。

これだけ聞くと、とてもすごく大きな力がかかるから体重が重かったり、荷重をかけすぎると良くないんだな!と考えてしまいがちですが、20代の人はスポーツや動く動作において、変形適齢期である60代前後の方よりも大きな力をたくさんかけているのにも関わらず、変形したせいで手術が必要なほど痛みや症状を訴えることはありませんよね。ハイハイでしか動けない赤ん坊においては、股関節にかかる力は体重の何倍もかけ続けているのにも関わらず悪くなるばかりか、むしろ歩くための準備になり、もっと歩けるようになったり、股関節形成の大きな助けとなっています。

そのようなことを考えても、動作ごとに適当な荷重をかけ続けて行くこと自体は、実は問題ではなく、股関節を動かす前に始動する骨盤の仙腸関節と腰椎を含めた歩行動作の正常な働きというものが股関節に荷重をかけて、しっかり使えるようにし続けるためには重要な要素であると言えるのです。

当院での改善法

原因がわかれば8割以上改善できるとも言えます。ここまでお伝えしてきたように、股関節の受け皿である臼蓋部を作る骨である腸骨という骨盤の骨が重要なカギになります。

つまり、股関節を動かすためには、歩くための始動部である骨盤と腰椎の関係性が正常に働くような滑らかな関節の動きが必要不可欠です。そして、過去に膝や足首を転んだりぶつけた場合や、尻もち・膝を打ったなどの怪我の歴史があれば何よりその症状をさかのぼるようにして改善して行くことが必要です。この症状に対して、整復という手による施術によって力が加わって抜けきれないものを取り除きます。そして、股関節の動作のために関わる骨盤・腰・膝・足首・背骨といったそれぞれの関節のなめらかさを回復させる各施術を専用の治具と、関節に荷重をかけつつなめらかさを出す運動療法「骨トレ」によって動作の改善、股関節が動ける状態を維持・機能向上を計ります。

これには、悪くする動作や習慣を改めることから始まり、ご自身においても改善して行くための「骨トレ」や「改善のための新たな習慣」をお伝えし、宿題として施術に来ていない時に取り組んでもらうことで改善へと導く計画をあなたのライフスタイルと通える頻度とやる気を図って決めて行きます。

具体的な症例とお客様の声