ASt(外傷性非荷重損傷) = 転倒時に膝を打った
膝を打つとどうなる?
地べたに膝をつくときはめちゃくちゃ「ゆっくり」とつくようにしましょう。

なぜなら、ドスンと勢いよく膝をつくと腰を痛めるからです。
例えば、
専門的な話になりますが、
右膝を勢いよくつく(膝を打つ)と
骨盤(腰)と肩と首の3ヶ所で大きな歪み(損傷)が生まれてきます。
❶まず、右の骨盤関節が開き(前上方に離開して)、右足が少し重くなり足が前に出にくくなります。(外傷による骨盤離開)

それに伴い、右股関節も外に開き、ガニ股傾向になり、腰と骨盤間のバランスが悪くなり、腰を痛めやすくなります。


❷そのアンバランスな状態で過ごすことで、反対側の左の肩が上がりにくくなり、腕を上げようとすると左腕の後ろに痛みが出やすくなります。

❸また首の下の辺り(右頚椎7、右胸椎1)でもバランスが悪くなり、首の不調が出てきます。
そしてそのまま過ごすことで首の上の辺り(左頚椎1 → 左頸椎3 → 右頸椎2)にも影響が出てきて首を回しにくくなったり、頭痛、耳鳴り、目眩が出てくることもあります。

「膝を打つだけで???」と思いがちですが、
たったそれだけでも放っておくと身体全体に影響してきますし、時間が経つにつれて、腰の痛みも深刻になります。
だから、そうならないためにも、地べたに膝をつくときはめちゃくちゃゆっくりとつくようにしましょう。

