「座り過ぎ」も「立ち過ぎ」も良くない ・ 座り方の対策
「立ちっぱなし」も良くない
立ちっぱなしはなるべく控えましょう。
なぜなら、骨盤関節が弱くなる(仙腸関節が離開する)からです。
例えば、立ちっぱなしになると踵(かかと)に体重をかけてしまいがちになります。
踵(かかと)に体重をかけて立つと骨盤が前傾します。
骨盤が前傾すると同時に大腿四頭筋(前太もも)が緊張し、それが続けば、骨盤関節が弱くなってきます(仙腸関節が離開する)
だから、踵(かかと)に体重をかけて立たないようにしましょう。
「座り過ぎ」も良くない
「座りすぎ」を出来るだけ減らしましょう
なぜなら腰痛が軽減されるからです
例えば、普段から座りすぎると、骨盤が後傾します。
骨盤が後傾してしまうと、後ろに寄りかかる形になってしまい、腰骨に負担がかかってしまいます。
つまり、「座りすぎ」は腰を痛めてしまうということになります
だから「座りすぎ」を出来るだけ減らしましょう。
でも、デスクワークだし…
しかし、とはいうものの、仕事で座る時間が長くなってしまうという方もおられますよね。
その場合は、出来るだけこまめに席を立つなどして歩く時間を作るようにしましょう
なぜなら、歩くことで全身をバランスよく動かすことができるからです。
例えば、長時間座り続けていると、全身の筋肉の70%を占める下半身の活動が停止状態に陥ると言われています。
70%も停止状態になると腰痛だけでなく、肥満、糖尿病、高血圧、心臓病や脳卒中、がんのリスクも出てきます。
だから出来るだけこまめに席を立つなどして歩く時間を作るようにしましょう
でもそんなに席を立つことが出来ない
そんな方は骨盤クッションを利用してみましょう
なぜなら、それにより骨盤の負担を減らし症状をある程度抑えることができるからです
例えば、骨盤クッションは、現在たくさんの骨盤ケアグッズとして市販されています。いくつかのタイプごとの特徴と私の使用感をお伝えしますね
1、「柔らかく」、お尻が沈み込むクッション
座った感じは悪くありませんが、上記した腰を動かす運動がやりにくいこと、そして動きたくなくなってしまう感じがありました。
2、「硬く」、あまり沈み込まないクッション
座った最初の感触は、柔らかいものと比べると心地の良い感じはあまりありませんが、長く座る際には意外と気にならなくなります。しかし、腰を丸めて座ってしまうとお尻の痛さが際立ちました。
3、オススメ ヨックション
意外に良いのがこのクッション
空気の偏りをなくし、左右対象になるようバランス良く設計し体圧を無理なく分散することで骨盤にかかる負担を減らしてくれます
だから、基本的に出来るだけ長く座らないことが大事ですが、仕事上、避けられない方は上記のような骨盤クッションを利用してみましょう
普段どういう椅子に座ってる?
ソファーや低い椅子に座るのはやめましょう
なぜなら腰を痛めるからです
例えば、ソファーや低い椅子に座ることでお尻が沈み込み、骨盤が後ろに倒れて、猫背になり顎が上がります。
また骨盤(仙腸関節)の噛み込み(ネジが締まりすぎるような状態)や離開(ネジが緩むような状態)を起こして、腰を痛めてしまいます
だからソファーや低い椅子に座るのはやめましょう
沈み込むようなソファーには長年座ってるとO脚に
沈み込むようなソファーには長期間、座らないようにしましょう。
なぜなら、O脚になっていくからです。
例えば、ソファーに座ると踵荷重になり、前太腿が緊張します(大腿四頭筋収縮)。
そして骨盤の前部(ASIS)が引っ張られ、恥骨結合部分が緩んでいきます(離開)
また同時に股関節が外旋して(ガニ股)骨盤関節(仙腸関節)が緩んでいき(離開)、O脚になっていきます。
だから、そうならないためにも沈み込むようなソファーには
なるべく長時間座らないようにしましょう。
座り方
椅子の立ち座りをする時は必ず「両手」は「両膝」について「ゆっくり」と立ち座りをするようにしましょう。
なぜなら、そうしないと腰を痛めるからです。
例えば、よくしてしまいがちな動作で片手をついて片側に体重をかけて座る姿勢があります。
この座り方をすると腰と骨盤のラインで傾きが生まれ、歪み【関節が噛み込み(ネジが締まりすぎるような状態)】、腰に痛みが出てきます。
だから椅子の立ち座りをする時は必ず両手は両膝についてゆっくりと座るようにしましょう。