椅子から立ち上がる(座る)時、どうやって立ち上がりますか?
椅子の片側に手をついて立ち上がる(座る)
椅子に両手をついて立ち上がる(座る)
膝に両手をついて立ち上がる(座る)
手をつかず勢いで立ち上がる(座る)
上記のように立ち上がり方はいろいろありますが…
椅子に(両手もしくは片手)手をついて立ちあがる(座る)
と、 間違いなく手首の関節に負担がかかります。
それが当たり前のように習慣化すると、間違いなく、いつの間にか痛めてしまってます。
椅子と手首の固さを比べれば、どちらの方が固いかはわかるかと思います。
毎回、固いものと柔らかいものがぶつかり合ったら、柔らかいものが形を崩してしまいますよね?
手の骨は手根骨といって、 7個の小さな骨で石橋のようにアーチ(足で言えば、土踏まず)を形成している複雑な関節部分です。
この複雑なバランスを外力で崩すと、痛みやシビレなどの症状が出てきます。
これらが原因で起こる手首の障害を「手根管症候群」といいます。
悪い例
手を支えにして立ち座りをしてしまうのは、手首を痛めるどころか自分の背中を支える力を失ってしまうことになります。(長い年月、それが当たりに前になってると手の支えがないと背筋を伸ばせなくなる。)
それによって腰から首にかけての筋肉が疲労を起こし、肩こり、腰痛、背中のコリ、頭痛などの原因になりやすい。
良い例
両膝に両手を置いて支えて立ち座りすることで手首や体に負担はかかりくい。むしろ膝が弱い方には自分で荷重をかける事が出来るので膝を強くするリハビリにもなる。
慣れとは本当、恐ろしいものである。
当てはまる方はすぐに習慣を変えるように意識して過ごしてみてください。