「バランス」を良くする(レバーアームを取り除く)
目次
バランスが悪くなっている
バランスが悪くなってるということを「レバーアーム」が発生してると言います。
このレバーアームについて説明していきます。
モーメントアーム(重力下ではレバーアーム)とは梃子(てこ)における、支点から力の作用点に下ろした垂線の距離。
~コトバンクより引用~
モーメントアーム(重力下ではレバーアームと呼ぶ)とは「丸太」と「男の子」との距離(長さ)のことです。
上の画像でも、真ん中の丸太を軸に
女の子側は反時計回り、男の子側には時計回り方向に
モーメントが、作用しています。
どちら(男の子も女の子)も地面に足がついていないということは
モーメントは同じ(=釣り合っている=バランスが取れている)ということが感覚的にわかります。
ではこの画像の男の子が、少し丸太の方に近づいたらどうなるでしょうか??
女の子の足が地面について、男の子が上に上がりますよね?
ということは、、、モーメントは同じではなくなった(=釣り合わなくなった=バランスが取れなくなった)
つまり、このレバーアームが発生することで「バランス」が取れなくなっているのです。
❶こういう現象(レバーアーム現象)が体の中で発生している(生活習慣、体の使い方で)
❷そのバランスが取れていない状態で何年も過ごしている
その結果・・・「症状」(筋肉の張り、違和感、だるさ、痛み、シビレなど)として現れてくるのです。
このアンバランスになってる状態を治療で「身体の軸を整える」ことで改善させていきます。
バランスが悪くなる座り方
椅子の立ち座りをする時は必ず「両手」は「両膝」について「ゆっくり」と立ち座りをするようにしましょう。
なぜなら、そうしないと腰を痛めるからです。
例えば、よくしてしまいがちな動作で片手をついて片側に体重をかけて座る姿勢があります。
この座り方をすると腰と骨盤のラインで傾きが生まれ、歪み【関節が噛み込み(ネジが締まりすぎるような状態)】、腰に痛みが出てきます。
だから椅子の立ち座りをする時は必ず両手は両膝についてゆっくりと座るようにしましょう。
バランスが悪くなる立ち方
両足で「左右均等」に体重をかけるようにしましょう。
なぜなら、腰を痛めるからです。
例えば、バランスを悪くして片側に体重をかけてしまうと仙腸関節が締まりつつあり、足から下からの力が上にガツっと入り、より締まりつつあるからです。
つまり、この仙腸関節にかかる歪み(噛み込み)が腰痛となります。
だから、両足で左右均等に体重をかけるようにしましょう
バランスを養うトレーニング
※両手は両膝に置いて胸を張る
その際に両足「左右均等」に体重をかける意識をする
「左右均等」に体重をかける意識をしながらカカトの上げ下げをゆっくりと足音を立てずに取り組む
つま先はつけたまま踵を浮かして下すその場で足踏み