保冷剤で冷やすのは控えましょう

保冷剤で冷やすのは控えましょう

なぜなら凍傷を起こすからです

例えば、少し考えていただきたいのですが、魚や肉を冷凍庫に入れるのと、マイナス温度にはならないチルド室に入れるの、どちらが美味しくいただけると思いますか?

冷凍品は、生の物を鮮度が保持された状態で食べる場合と比べると、味や食感が落ちますよね?

冷凍すると細胞が壊れ、解凍時にドリップ(細胞が壊れて細胞液が流れる)として出てしまいます。

人の場合も同じで保冷剤などで急激に冷やすと下記の画像のように凍傷としてやけどを起こします。(細胞の破壊)

 

 

だから保冷剤で冷やすのは控えましょう

 

魚屋でも

 

魚屋でお魚を並べられてるのを見られた事はありますよね?

並べている魚の下に何が敷かれてますか?

魚の下にはたくさんの小さい氷を敷いてますよね?

あれは魚の鮮度を保つため(細胞の鮮度が保つため)に敷いているんです。

まさか「保冷剤」を敷いたりとかしていませんよね?

鮮度を保つために小さい氷を敷いているんです。

理屈は全く同じですよ。

 

ほな、タオル巻いたらええやん!

 

「タオルを巻いて冷凍の保冷剤で冷やせばええやん!」「保冷剤なら接触面積も大きいし、冷凍庫でキンキンに冷えているのですぐに気軽に使えるし。。。」ってなりますよね?

 

冷凍の保冷剤で熱取りしていただいても結構ですが、氷ほどの熱取り効果は発揮できないとわかった上で熱取りしましょう。

なぜなら、それでは患部の炎症反応を下げるための熱取りまではできないからです

 

例えば、保冷剤はジェル状の冷却材が主成分で、凍らすと一気にマイナスの温度にまで下がっていきます。

マイナスの温度を持つと言う事は、凍らせてしまう力があるということです。

つまり…保冷剤で冷やすと、患部の凍傷の危険性がある(細胞を痛めてしまう)ということです。

 

そこでタオルを巻いて熱取りをすればという話ですが、確かにそれで冷やすことはできても、患部の炎症反応を下げるための熱取りまではできないんです。

 

患部の炎症反応を下げるための熱取りには、解けかけの0℃付近(0〜4℃)の氷水がもってこいなのです。

 

だから、冷凍の保冷剤で熱取りしていただいても結構ですが、氷ほどの熱取り効果は発揮できないとわかった上で熱取りしましょう。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です