保冷剤で冷やしてもいいの?
『冷やすのは保冷剤でもいいんですか?』
このようなご質問がよくあります
保冷剤なら接触面積も大きいし、冷凍庫でキンキンに冷えているのですぐに気軽に使えます。
確かにシップよりは熱取り効果はありますが、保冷剤では難しいと伝えています。
なぜなら…
保冷剤はジェル状の冷却材が主成分で、凍らすと一気にマイナスの温度にまで下がっていきます。
マイナスの温度を持つと言う事は、凍らせてします力があるということです。
つまり…
保冷剤で冷やすと、患部の凍傷の危険性がある(細胞を痛めてしまう)ということです。
そこで…『冷えすぎるのであればタオルを巻いて熱取りをすればいいのでは?』とお考えになられると思いますが、確かに冷やすことはできても、患部の炎症反応を下げるための熱取りまではできない。しないよりはマシ(皮膚の表面温度を下げる程度の湿布よりマシ)ですが、最大の効果を発揮することは難しいのです。
面倒ではありますが、氷を作って氷のうでしっかりアイシングをするように心がけて下さい。
患部の炎症反応を下げるための熱取りには、解けかけの0℃付近(0〜4℃)の氷水がもってこいなのです。