ストレッチのやり過ぎは、関節を●●させてしまう
関節にとって滑りやすい状態(動きやすい状態)は“荷重をかけている時”とお伝えしました。
つまり逆の状態は、“滑りにくい”状態(固まって動きが悪い状態)となるわけです。
滑りやすい=動きやすい
滑りにくい=動きが悪い
関節が滑りにくいなら、外からの刺激を上手に逃がす事ができませんから関節に負担がかかってしまいます。
要するに怪我を起こしやすくします。
関節の動きの硬さを“筋”の問題として長くストレッチを行うと、関節が互いに引き離されていく力が加わり、まさにこの状態に陥るわけなんです。
また筋肉は弾力があるからこそ急激に縮めたり伸ばしたりする爆発力になるわけですが、これが長時間 のストレッチで伸びきってしまうと、つまりは伸びきったバネのようになってしまうわけですから本来 の力が発揮できません。
さらに関節が離解されると、それだけ神経の情報伝達距離が延びますから、 普段より遅れて情報が入る訳です。
つまり、力の入り方がワンテンポ遅れてパフオーマンスが数%下がると言う事です。
ストレッチは現代において『良いもの』 とされ、皆さん、疑いも持ちませんが、正しく実施しないと “身体を壊すもの”となるわけなんです。