熱がこもった状態 =『炎症』
なぜ熱が関節に貯留するかを考えてみてください。
本当に関節を酷使し過ぎたから膝が痛くなるのでしょうか?
お相撲さんでも痛みなど無くピンピンしている人もいるし、 70代でフルマラソンを走りきる方も膝が痛んだことなどないと話しています。
つまり現代医学で定義している“老化や使い過ぎが膝の炎症を起こす原因”と断定することができないのです。
当院では、この原因を“足、腰や膝関節の捻挫”と捉えています。
足、腰や膝を捻挫すると、関節の動きにルーズさが起こります。
そうなると関節にガタが生じ、動かすたびに摩擦抵抗を起こしていきます。
例えば、うまく開かない網戸を想像するといいかと思います
網戸の滑車の滑りが悪いと、上手にレールを滑らず摩擦が発生しますね。その動きの悪さが膝で起こっていると想像してもらえるとわかりやすいかと思います。
ご存知の通り… “摩擦は熱を生みます”
その熱が血行や汗で捨てきれない場合、今度は膝に水を集めて冷やそうとします。 これは膝関節水腫(水が溜まる)の状態です。それでも除熱がが追いつかない場合に、関節を侵し骨を融かしはじめます。この姿が“変形性関節症’’なのです。