痛めたところは、●●を起こしています。
障害してしまった場所は痛みがあり、炎症が起きています。
昔は「最初は冷やして、後に温めて…」とか「冷やすと良くないから温めて血行をよくしよう」とか、その情報が未だ私たちの頭には常識としてインプットされています。
しかし、本当は違うという事を当院では何度もお伝えしております。
人の体は蛋白質で出来ていますから、卵の白身のような組成になります。
この組織を壊そうと思えば、湯に入れ加熱すれば、ゆで卵になり組成は新鮮さを失い壊れます。
逆に、冷凍しても卵はカチンコチンになり、これも組成を壊してしまいますが、氷水であれば組成を壊さず新鮮さを保つことができます。
お魚の輸送では、以前はプリーズして輸送していましたが、これでは蛋白質が壊れてしまい旨みが逃げてしまう事から、今は氷水に浸けて輸送しています。そうすることで魚が生きたまま鮮度を保ち、組成を壊さず遠方から輸送できるようになり ました。氷水による細胞保存をここでも現しています。
卵にしても魚にしても、傷んでしまう原因は熱ですよね?
冷蔵庫があるのも鮮度を保つためで、夏場に物が傷みやすいのは外気の熱が強いからです。
人間の組成も同じなのに、痛めた場所を温めるというのは、より鮮度を失わせ、痛みを増幅させ回復を遅らせてしまう事に他なりません。
人間の蛋白質だけ特別なわけありません。
どう思われますか?