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整骨院のご案内

骨盤から歩行を見直す整体院

ふみ整体院

・所在地:兵庫県加東市社1738-65

・TEL: 080-5328-7829

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ほとんどの人が犯している施術に対しての間違いとは?

ほとんどの人が犯している施術に対しての間違いとは?

 

まずはじめに、痛みをとるために行う施術に関してお話します。

ほとんどの患者さんは施術に対して間違った常識を刷り込まれています。

だから治療院・整体院を選ぶときも失敗しています。

どのような間違いを犯しているのかお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

 

確かにマッサージは日本古来から受け継がれている医術です。
ですが、現在ちまたで行われているのはどうでしょうか?

ただ単に、腰が痛ければ腰を揉む、肩こりがあれば肩をほぐす。
その場その場の対処だけで本当に良くなるのでしょうか?

答えはNOです。

逆に揉みほぐし過ぎることで筋肉を傷つけてしまい、余計に凝り固まり痛みが起こります。

だからマッサージを受ける人はモミ返しといって身体がしんどくなってしまったり、どんどん強い刺激でないと満足できない身体になってしまいます。

 

 

 

 

 

 

病院で当たり前のようにおこなわれている処置ですが本当にこれで治るのでしょうか?
確かに痛みが強い時に痛みを抑える事は必要です。ですが、何ヶ月も薬を使用するのはどうかと思います。

基本的に、薬は治すためのものではありません。その場の痛みを抑えるためのものです。
痛みを抑えている間に、身体のもっている治癒力を使って回復させていくのです。

これに気付かずに薬付けになると痛みを抑えきれなくなるのでご注意を…

 

 

 

 

世界的に腰痛で画像検査はおこなわれなくなっています。理由は、画像で腰痛の原因はわからないからです。

背骨が狭い・椎間板ヘルニアがある。でも痛みの無い人は山ほど存在します。
これらのことから、画像による痛みの原因の説明は矛盾を生じます。

逆に、これはひどいへルニアだ!軟骨がつぶれてる!

などと言われて、不安や怖さで痛みが増悪するケースが多々あります。

そんな間違った常識に惑わされないで下さいね。
これらの間違った常識を知らずにいると、あそこの整骨院のマッサージは効果なかったから次はあっちの整骨院でマッサージを受けよう。
ここの整形外科の薬は効かないから友達の言っている整形外科で薬もらおう。などと言った、間違った選択肢を永遠繰り返すはめになります。

これらは全てあくまで対処療法です。

 

その場の痛みを和らげるために効果を発揮する方法です。

決して対処療法が悪いのではありません。ただ治すための方法ではないということです。

だから初期の頃はこれらの方法でも効果を実感できたはずです。
ですが、何度も繰り返している内に効果を感じてなくなって来たはずです。
そして、現在まさにそのような状態なんだと思います。

 

なぜほとんどの人が治療院・整体院選びに失敗してしまうのか?

 

 

ではなぜそうなるのか?

それは結果に対してばかりの処置を受けて来たので原因が解決されていない。決してあなたが悪い訳ではありません。

世間ではその場の痛みを和らげることにばかり注目していて
なぜその痛みが起こっているのか?を全く考えていませんし、改善させようとしていません。

これはその場の痛みに対して処置をした方が患者さん(あなた)に納得してもらいやすいからです。
そして続けて通わせる事が出来る。いわば中毒にすることができるのです。
でもその結果最近楽にならなくなってきたな…となるのです。

あなたの身体はそのような施術では治りません。
治らないどころか徐々に痛みは悪化していき強い薬をもらっても
痛みを抑える事ができなくなるかもしれません。

あなたが通うべき治療院・整体院はその場の痛みに対しての処置ではなく
なぜその痛みが起こっているのかを施術してくれる特徴を持ったところです。

あなたも一緒に考えていきましょう。
まず、なぜその痛みが起こったのか?です。

腰を屈めたら痛くなった・捻ったら痛くなった、長い距離歩いたら痛くなった、もしくは何もしていないけれど気付いたら痛くなっていた。

様々なケースがあると思いますが、これからは原因ではりません。これらはきっかけに過ぎないのです。問題なのはなぜこれらの動きで痛みがでてしまったのか?という点です。

そのような動きで痛みが起こる身体になったのは日常過ごしていく中でそうなったわけですから、日常生活に問題があるわけです。

 

日常の過ごし方が悪い

身体のバランスが崩れる

↓ 

筋肉に負担がかかる 

痛み

 

という流れで身体は問題をだしています。

あなたは今までこれらの問題に対して、注射や薬は痛みに対しての施術です。
マッサージは筋肉に負担がかかったことに対しての施術です。

あなたが受けなければならないのはこれらの施術ではなく、身体のバランスを整える施術、日常の過ごし方をアドバイスしてくれる治療院・整体院となります。

 

 

腰を『自分』で悪くさせてしまう姿勢

1.床ずわり

2.あぐら

3.座イス

4.自転車

5.バイク

6.バス

7.ソファ

8.骨盤イス

9.ジェットバス

10.長風呂

11.8時間以上睡眠

12.1日3食きっちり

13.長距離運転

14.ストレッチ

15.多くの整体

16.はじめて3年以内のヨガ・ピラティス

17.スポーツ

18.ルームランナー

19.子供だっこ

20.前だっこ

21.冷房病

22.ホッカイロを当てる

23.痛み止めの多用

24.交通事故自損・他損

25.足の裏のつかないイス

26.1日頻回の運転姿勢

27.1日歩行5000歩以下

28.マラソン練習ウォーキングアップ無し

29.無資格マッサージ

30.プールウォーキング

腰痛で誤解されがちなよくある間違い

デスクワークと立ち仕事、どちらが腰痛になりやすいか?

多くの人が、デスクワークと立ち仕事だったら、腰の負担が来るのは立ち仕事だと思うかもしれません。しかし、実際は逆で、座り仕事は立ち仕事の1.4倍も腰に負担がかかっています。実は座り仕事のほうが腰への負担が大きいのです。

なぜそのようなことになるかというと、「姿勢と椎間板の腰への負担の関係」が、立った時よりも座った時のほうが1.4倍も負担がかかることがわかっているからです。さらに、これがパソコンに向かうための前傾姿勢ということになると、その圧力は2倍近くなります。簡単に言うと、台所での仕事よりも、パソコンでの仕事の方が、腰には負担が大きいということです。

「立ち仕事から座り仕事になった時、腰痛になった」ということを言う人がありますが、上述の通りの身体のカラクリがあったのですね。デスクワークがメインだからといって、腰痛にならないということにはならないので、まずはそのことは気にしておくとよいと思います。

腰への負担の関係

座る時に足を組んではいけない?

腰痛持ちの方に共通するクセに気付きました。それは、足を組むクセです。机で仕事をしている時、ご飯を食べているとき、家のソファーで、気づいたら足を組んでいませんか?

足を組むこと自体が悪いのではありません。足を組むことが問題ではなく、無意識に足を組んでしまうのは既に骨盤にゆがみがあると言えるから問題なのです。ゆがみがあるので、足を組まないと収まりが悪くなっている、足を組めばバランスが取れると身体が勝手に判断していると考えられます。おそらく無意識に足を組んでしまう方は、組む足を変えてみると違和感が出るものです。

骨盤のバランスが悪いことで、重力に耐えるための筋肉の負担が増えます。その負担が腰に来てしまうのです。そうならないために、意識的に足を組まないようにするだけではなく、骨盤の周りの筋肉の緊張をなくすようにすることが必要です。そのためには、以下のような行動を見なおしてみてください。

■ よく眠れているか
■ バランスのよい食生活を送っているか
■ 適度な運動をしているか
■ 身体を必要以上に温めてしまっていないか (温めていいのは自身の平均体温までで温めすぎるのは良くない)
■ いつも同じほうの手や肩に荷物を持ってないか
■ 靴の減り方が左右で違っていないか
■ 猫背になっていないか

 

腰痛の時はあぐら・正座・椅子… どれがいいの?

あぐら

背骨最近はいすでの生活が多くなりましたが、それでも日本人は「あぐら」をかいて座るときがあります。特にこれは居酒屋などに多く行く男性のほうが多いかもしれません。ですが、あぐらをかいていると、腰が痛くなった経験はないでしょうか? 「立ち上がろうとすると腰が痛い…」そんな経験があるかもしれません。

そもそも座っている姿勢は腰の自然なカーブが崩れるため、腰にかなりの負担がかかっています。特にあぐらは腰椎椎間板にかなりの圧力がかかっています。椎間板に圧力がかかるということは、腰まわり、骨盤まわりの筋肉や靭帯にも負担はかかっています。そのため、長時間のあぐらは痛みを引き起こしやすいというわけです。負担がかかっていることにより、筋肉が酸欠状態になっているとも言えます。

特にあぐらでありがちな前かがみの姿勢は背中の自然な軽いS字湾曲が崩れやすくなります。そのため、腰まわりの筋肉のアンバランスが生まれてしまいます。逆にこのような姿勢でいることで、痛みが出ないほうがおかしいとも言えるわけです。しかも年齢とともに筋肉の柔軟性は落ちてくるわけですから、40代、50代と年齢を重ねるごとに、痛みが出やすくなる傾向があります。

正座

床に座るのであれば、ズバリ、正座がよいとされています。ですが正座については、膝に悪いというイメージを持っているかもしれません。

実際に長い時間正座をしていると、足がしびれてしまって立てなくなることがあると思います。正座自体は一時的に神経や血管が圧迫されて起こっているだけなので、それが悪いというわけではありませんし、時間が経てば元に戻ります。

もちろん、膝に痛みがある場合の正座はよくありません。しかし膝に問題が無ければ正座することで骨盤の角度が変わり、さらに背すじが伸びるので、むしろ腰には負担のかからない座り方と言えます。それだけではなく、姿勢が良くなることで胃腸をはじめとする消化器や、心臓や肺などへの圧迫も改善されるので、内臓にもよいとされています。

特に姿勢が悪く、丸まった姿勢になりがちな方は、定期的に正座をすることで自然に胸が張れるようになります。背骨が骨盤の上に正しく乗りますから、普段使わないおなか周りの筋肉も刺激され、ぽっこりお腹も改善されるでしょう。見方を変えれば正しい姿勢のためのストレッチにもなると言えます。

椅子

デスクワークが多い仕事の場合、長時間座っていることになります。椅子に座る際には、背もたれとお尻がピッタリとついているか、という点が座り方として一番大切なポイントとなります。なぜなら、腰の骨が起きて90度の角度で座ることができるからです。

そして次に、膝と腕はそれぞれ90度前後で曲げるようにします。背中が丸まらないように、腰にクッションを置くのも一つの方法です。背筋を伸ばすためのクッションなども売っているので、それを使ってもいいでしょう。

ストレートネック足裏をしっかり床につける。これだけで今まで腰だけで支えていた上半身の重さを足元にも分散できます。これは電車などでの長距離移動も対応できます

パソコン画面を見る際に猫背になって、あごが出るという方が多いですね。いわゆるストレートネックですね。ノートパソコンの方はパソコンに合わせて姿勢が悪くなる傾向が強いですので、パソコン画面と机・椅子の高さや角度を整えてみましょう。顔がいつも画面の正面になるように、そしてあごを引いて作業ができるようイメージしながら生活してみましょう。

腰に負担をかけない座り方

腰に負担をかけないあぐら

あぐらがよくないという話をしましたが、日常生活では、あぐらをかかなければならない状況もあるわけです。そこで、あぐらでも腰が痛くならないようにする方法を考えてみたいと思います。

腰が痛くならないようにするには、ここまでお伝えしてきた腰痛になる原因を取り除けばよいのです。

■ 腰に圧力をかけないこと
■ 腰椎の生理湾曲を作ってあげること

しかしながら、床に直接座ることで圧力が高まることを避けることはできません。出来る限り自然なS字カーブが描けるように座るようにしてみましょう。そもそも腰椎は自然に緩やかなS字になっているのですから、そのS字が出るように座ればよいわけです。

座禅座り方S字を保つポイントは次の2点です。

■ 骨盤を前傾させる
■ 身体を坐骨で支えるようにする

実際に座ってみると身体で感じる事ができると思いますが、骨盤を前傾させた状態を保つのはとても難しいですね。そこで、難しいと感じた方はお助けグッズの力を借りましょう。骨盤の前傾を補助するために坐骨の下にクッションを当てます。それだけで、自然と腰椎のS字が出るようになりますので、背筋も伸びやすくなります。座布団を二つ折りにしてお尻の下に敷くだけでも役に立ちます。

あぐらは、座禅のように下腹をきゅっと締め、背筋を伸ばし、身体の重心が太ももに乗るイメージで姿勢を保っていれば腰痛にはならないと言えるでしょう。

ヘルニア一直線は避けよう

おやじ合成2オフィスで仕事をしている人で、背もたれに首を預けてもたれるようにして、腰は浮かせた状態のままで仕事をしている人がいるのを見たことはないでしょうか。仕事をする姿勢としてはほめられた姿勢ではないですが、この姿勢のままでいると、腰に
負荷
をかけてしまいます。

このような姿勢のまま、椅子で寝ていたりすると、最悪の場合、腰椎椎間板ヘルニアになってしまう可能性もあります。この姿勢はとても「効率良く」椎間板を潰してしまえるという、最悪の姿勢です。

もしかしたらあなたも若いころには、こうした姿勢をしていたことがあるかもしれませんが、絶対にやめましょう。

腰痛対策になる座り方の裏ワザ

おやじ合成たとえば一日中座って仕事する人で、椅子でいい姿勢を保てない人に、とっておきの裏技があります。それは、バランスボール椅子の代わりに使う方法です。

バランスボールは、正しい姿勢でないとボールが転がってしまいます。そのため、背筋をしっかりと伸ばして足を開いて座り、床にしっかりと安定させていなければなりません。姿勢が悪くなるとボールが転がりそうになりますから、自然と同じ姿勢をキープすることが出来ます

バランスボールでの作業に変えたら、普通に椅子に座ってのデスクワークだと背中がガチガチになっていたのが、そうならなくなって長時間デスクワークの体の負担が減ったという人もいます。また、体型がスリムになるという効果もあるようです。

ですが、これを行うにあたっては3つの点に注意しましょう。

1.椅子の高さと机の高さが合っているか?

胸を張った状態で、肘関節のちょっと上当たりに机が来るのが正しい位置です。

2.ディスプレイを「見下げる」ような位置になっているか?

バランスボールを椅子の代わりにすると、どうしてもモニターを見上げるような形になる場合があります。これだと常に見上げている状態のため、目にいつも以上の光が入り込んでしまいます。これによって頭痛が出たりするので注意が必要です。机やディスプレイの位置を調整して「見下げる」ようにしましょう。

3.光対策はしているか?

モニターの明るさを下げたり、いわゆるブルーライトカットフィルムをモニターに貼ることで、頭痛や肩こりを防ぐことができます。

もちろん職場にこのようなバランスボールを持ち込むことが出来ないかもしれませんが、もし可能であれば一考の余地はあるのではないでしょうか?

まとめ

腰痛と座り方には切っても切れない関係があります。座り方次第で腰痛を軽くすることもできれば、逆にひどくなってしまうこともありますので、注意が必要です。ぜひ、早いうちに対処して、毎日を元気に過ごして下さい。

早く痛みを減らす5つの事

①砂糖を減らすこと    

(理由)

余った糖(糖分摂取)がタンパク質とくっつくと、コラーゲン繊維が破壊されるため、関節の弾性を失うし、そのことによって炎症を起こしても修復しにくくなります。修復しにくい環境下で痛みを減らすのは難しい。

 

②必要以上にあたためすぎないこと

(理由)

過剰な熱はたんぱく質を壊します。いつも痛い所を温めて続けていると、現代医学では治りにくい慢性関節痛になってしまう恐れがあります。

常に関節に熱を加えるので、関節内の柔らかい細胞だけでなく、硬い骨まで溶かして「変形性関節症」になります。

 

③氷で冷やすこと(排熱)

(理由)

・熱によるたんぱく質(熱に弱い)の破壊を食い止める。

・鎮痛効果。

・血行が盛んになる

 

④痛くてもできるだけ歩くこと

※「激烈の炎症期(めちゃくちゃ痛い時)」は絶対安静と患部の徹底的な排熱(冷却)が必要

(理由)

荷重をかける事により関節に潤滑を促し、自然治癒力を高める

 

⑤余計なことはしないこと

(理由)

いらんことをすると治るのが遅くなります。

 

その「いらんこと」とは何?

 

また気が向きましたらアップします。

 

 

痛めてるところは冷やせばいいの?温めればいいの?

生理的局所冷却法

 

ほとんどの痛み炎症。つまり、です。

 

*関節痛…温める?冷やす?

関節の痛みは、温めても冷やしても抑えられますが、関節をきれいに治すのは冷やす方法に限られます。

雨戸をイメージしてください。雨戸はレ-ルにはまっていればスム-ズに動きますが、レ-ルから外れると擦れて動きが悪くなります。このように擦れる時は必ず、摩擦熱が生じます。痛みのある関節は、関節炎や筋肉炎といわれます。レールから外れた雨戸のように、骨と骨がうまく連結していない関節に摩擦熱がたまり、炎症を起こすからです。

*どうして痛みを感じるのか?

潤滑不全の関節には摩擦熱が出てきます。摩擦熱が一定以上たまると、熱に弱いたんぱく質は壊れてしまいます。熱が関節の細胞の膜(たんぱく質を含む)を壊し、細胞の内容物が細胞の外に流れ出ると化学反応がおこり、連鎖的に破壊が広がると炎症になります。関節を警備する神経は、普段見かけない不審な物質を見つけると、異常事態の発生のメッセージを脊髄という回線を通して、警備本部のある脳に連絡します。脳はそのメッセージを「痛み」として感じ取り、異常部位を知る。というのが痛みを感じるしくみです。

*痛みをなくす方法

温める?冷やす?

体に異常があっても、その情報が脳に伝わらなければ痛くありません。医療では、薬や熱で脳や神経を眠らせる方法をとります。歯の治療の麻酔注射は神経の伝達を遮断するので、歯を深く削っても痛みを感じません。整形外科では痛い関節を温め、神経の感度を低下させて痛みを抑えます。

*神経の働きと「温度」

神経や脳は基本的にたんぱく質と脂肪でつくられているので、その感度は温度に大きく左右されます。
私達の神経や脳は、涼しい場所では敏感になりますが、温かい部屋や風呂では弛緩して眠くなります。
腰痛の人は、寒い日や生鮮食品売場などの冷える場所では痛みが増し、温かい日や風呂で温まると痛みが和らぐことを経験的に知っています。これは温めると感覚神経が一時的に鈍るだけで、歪んだ関節が治るわけではありません。冷えると痛くなる理由は感覚神経が鋭敏になるためで、関節の歪みが増すわけではありません。

温める治療が神経を眠らせて痛みを緩和する恩恵だけであれば、温熱治療に全く異論はありません。しかし「温めると関節の熱や炎症が増して、関節内のたんぱく質がもっと壊れる」という副作用を知ると、「冷却しましょう」と主張せざるをえなくなるのです。

*生理的局所冷却法

過剰な熱はたんぱく質を壊しますが、冷やせばたんぱく質を熱から守ることができます

「冷えると痛くなる?」
使い捨てカイロなどで温めた後、必ずそこの温度は平常温度に戻ります。すると眠っていた神経が正常な活動を再開して、異常のメッセージを脳に伝えるので痛みだします。それを「冷えるとよくない」と学習してしまうと、痛む場所を使い捨てカイロや、遠赤外線やサポーターや風呂で、常に温めるようになります。
「温熱療法の副作用」
いつも痛い所を温めて続けていると、現代医学では治りにくい慢性関節痛になってしまう恐れがあります。常に関節に熱を加えるので、関節内の柔らかい細胞だけでなく、硬い骨まで溶かして「変形性関節症」になるからです。

対して、冷やす療法は関節炎の熱をとり、たんぱく質を守ることを第一の目的にしています。熱がとれると化学反応が減るので、痛みが消える鎮痛効果も得られます。つまり、生理的局所冷却法は一石二鳥なのです。

「痛み(炎症)を冷やす」。これは、考えてみればごくあたりまえの対応です。むしろ、昔から言い伝えられ、常識化した「痛み(炎症)を温める」という方が不自然です。病院では「この痛みは筋肉や関節の炎症ですから、冷やさないように温めてください」といわれます。あらためて考えると、おかしな話ではないでしょうか?。

*冷却療法の効果

  1. 熱によるたんぱく質の破壊を食い止める
  2. 鎮痛効果 … 冷やし始めの3~5分は神経が高感度になるために痛むような感じがすることもありますが、20~40分ほど冷やして炎症熱が減ると化学反応も減るので、本当の意味で痛みが抑えられます。しかも鎮痛剤や温熱療法より副作用がなく安全です。
  3. 血行が盛んになる … 冷却をした後は、新鮮な酸素を含んだ血液が盛んに流入してきて、冷えた局所の温度を上げると同時に関節の修復と浄化を促進します。

「膝に水がたまる」 … これは、自己防衛の姿です。膝関節の炎症を、体内に豊富にある水を集めて冷まそうという反応です。これをただ邪魔扱いして抜くのはよくありません。膝関節を冷やして防衛力を援護してください。

腰痛は冷やすのが正解

冷却の方法

  1. 表面の霜をとかすため、必ず水にくぐらせた氷を使ってください
  2. ビニール袋にその氷をいれて、漏れないように口を縛ります
  3. それを直接患部に当てて炎症とりをしてください。時間は20~40分です。

*痛みが強い場合は90分ほど間をおいて、再度局所冷却をしてください。

 

注意 …アイスノンなどの蓄冷体や霜、霜取りをしていない氷の使用は、0度以下となり熱吸収速度も速過ぎるため、体の細胞を傷め、やけど状態を引き起こす<凍傷の>危険性があります。アイスノンなどの使用は厳禁です。

必ず十分に霜取りをした氷を使用してください。

また風邪をひかないように、重ね着をしたり暖房で部屋を暖かくして、痛みのある局所だけを冷やしてください。同時に冷やすのは2ヶ所までです。

従来の温熱法に対し、局所冷却法の合理性と有効性は、構造医学の研究や臨床で明らかになっています。病院でだされる「痛み止め」の多くは化学薬による消炎 • 解熱型の鎮痛薬です。氷水による生理的局所冷却法は物理的な消炎 • 解熱作用があるため、副作用のない安全な鎮痛効果が得られます。

関節が歪みはじめたばかりの初期の炎症であれば温熱療法で簡単に完治する例もあります。しかし、たんぱく質の性質を考えると習慣的に行ってよいものではありません。それは、たんぱく質破壊のリスクを伴うからです。たんぱく質破壊のリスクがなく、炎症という痛みの実体を治していくことを望むのであれば、理論的に考えても局所冷却法が有効です。

「体温を上げて免疫力アップ」は本当か?

「体温を上げて免疫力アップ」は本当か?

 

朝日新聞

「体温を上げると免疫力がアップする」という話を聞いたことがありませんか。何でも、体温を1度上げると免疫力は5~6倍になるんだそうです。逆に体温が1度下がると免疫力は30%低くなるとも言われています。本当でしょうか?

数値が具体的なので、何らかの方法で免疫力を測定しなければそのようなことは言えないはずです。しかし、「体温を上げて健康に」と称する本を何冊か読んでみても、具体的な研究について言及しているものは見つけられませんでした。読者の中で「体温を1度上げると免疫力は5~6倍になる」とする研究をご存知の方は教えてください。

免疫細胞の数や機能、分泌されるたんぱく質の量を測定して、体温との関係を調べることはできます。しかしながらそうした手法では免疫系全体のごく一部しか見ることができず、軽々しく「免疫力が○倍」などとは言えません。ましてや、健康になるとは限りません。免疫系が有害な症状を起こしている花粉症自己免疫疾患の患者さんの「免疫力」が上がったらどうなるんでしょう?

細菌やウイルスに感染すると発熱するのは、生体の防御的な機構です。また、低体温療法といって脳保護を主な目的に体温を32~34度に下げる治療を行うと感染症にかかりやすくなります。このあたりの事実が「体温を上げると免疫力がアップする」という話の元ネタではないかと推測します。しかし、普通の生活をしている人の平熱を上げて免疫力がアップするかどうか、ましてや健康になれるかどうかは別の問題です。「体温を上げると免疫力がアップして健康になる」という話には、現時点では、医学的根拠はありません。

体温と免疫力の関係を論じた本はたくさんあり、中には医師が書いたものもあります。適当に書かれたとしか思えませんが、けっこう売れているようです。少なくとも私が書いた『医心電信―よりよい医師患者関係のために』よりは売れています。お手軽な方法で健康になれると謳(うた)うほうが広く読まれるのでしょう。医学的に正確であっても複雑でわかりにくい情報よりも、多少は不正確でも単純でわかりやすい情報が好まれるのかもしれません。インターネットでもそうしたサイトはたくさんヒットします。

こうした本やウェブサイトでは、体温を上げるために、筋肉量を増やせとか、ウォーキングをしろとか、安易に解熱剤を使うなとか、ショウガを食べろとか、風呂に入れとか、結果的にはそこそこ良いことが書かれています。即座に有害というわけではありません。しかしながら、体温と免疫力に関して医学的根拠のないことが書かれているわけですので、他の部分も正しいと軽々しく信用はしないほうがよさそうです。次回は、むしろ低体温のほうがよいケースもあることを取り上げます。

《酒井健司さんの連載が本になりました》

これまでの連載から80回分を収録「医心電信―よりよい医師患者関係のために」(医学と看護社、2138円)。https://goo.gl/WkBx2i別ウインドウで開きます

<アピタル:内科医・酒井健司の医心電信・その他>

http://www.asahi.com/apital/healthguide/sakai/(アピタル・酒井健司)

 

アピタル・酒井健司

アピタル・酒井健司(さかい・けんじ)内科医
1971年、福岡県生まれ。1996年九州大学医学部卒。九州大学第一内科入局。福岡市内の一般病院に内科医として勤務。趣味は読書と釣り。医療は奥が深いです。教科書や医学雑誌には、ちょっとした患者さんの疑問や不満などは書いていません。どうか教えてください。みなさんと一緒に考えるのが、このコラムの狙いです。

 

痛くても歩く?

間違いだらけの腰痛・膝痛の解消法、かえって悪化の危険?痛くても歩く方が治る?

 

今日は、「痛くても辛くても我慢してがんばるべきか」というお話です。
“極論君”は、「痛みや辛さは体の危険信号だから、そんなときは徹底的に休む。痛みや辛さを我慢してがんばるなどは論外である」という主張です。
一方で“非常識君”は「少々の痛みや辛さは我慢してがんばると、それに耐えられるようになる。だから休むなどは論外で、極力努力して動くようにしている」という主張です。

 

面白いですね。

 

“常識君”のコメントです。

「たとえば、歩くと足が痛くなるときはどうするのですか?」

 

●極論君の意見です。

「歩けば痛くなるのであれば、歩かないようにします。少なくとも痛みが生じるような歩行は絶対にしません。安静にして治れば、再び歩くようにします」

 

●非常識君の質問です。

「坐骨神経痛などはなかなか治らないと思います。そんなときは一生歩かないのですか?」

 

●極論君の回答です。

「腰部脊柱管狭窄症などで、ある程度の距離を歩くと痛くなる症状があります。間欠性跛行というのですが、こんなときは痛くなるまでは歩きません。その手前で休みます。前屈みになると楽なことが多いので、買い物用のシルバーカーを押してみたり、また歩けなくても自転車なら前屈みの姿勢になるので、いくらでも漕げるという人もいます。ともかく痛くなる前に休憩します」

 

●常識君のコメントです。
「痛みは個人差があります。少々の痛みでも歩かないというと、まったく歩かない人も出てくると思います。痛みを我慢して症状が悪化するようなら、安静にするといった作戦はどうですか」

 

●極論君の回答です。
「それでもいいと思います。急性期はともかく痛みがあれば休むべきでしょうが、慢性期、つまり症状の経過が長いときは、まったく歩かないことは確かに体にも悪影響だと思います。慢性期であれば痛くない、また少々は我慢できる範囲で歩くことに異論はありません」
痛くても適度に歩くべき?

 

●非常識君の意見です。
「僕も歩いて痛みが増加するのなら、我慢して歩けとは言いません。休むべきです。しかし、適度に歩くと筋肉が鍛えられて、膝痛や腰痛が楽になることはしばしば経験します。また、腰部脊柱管狭窄症と同じく間欠性跛行の原因となる閉塞性動脈硬化症では、絶対に痛くても歩いたほうがいいと思っています」

 

●極論君が質問します。
「痛みを堪えても歩いたほうがいいのですか?」

 

●非常識君の回答です。
「そうです。閉塞性動脈硬化症では徐々に下肢の太い血管が閉塞します。急性の動脈閉塞では足が腐ったり、じっとしていても痛みが生じます。切迫壊死とか安静時痛といいます。ところが、閉塞性動脈硬化症では徐々に動脈が閉塞していくので、細い血管が閉塞部位の周りにできるのです。高速道路が閉塞してもインターチェンジから降りて、一般道路を走って、またその先のインターチェンジから乗れば大した問題が生じないのと同じイメージです。

 

ところが、突然に高速道路が寸断されると、一般道路を整備している余裕がないので不自由が生じるのです。ところが慢性閉塞ではボツボツと閉塞が進むので、一般道路を整備する時間的余裕があります。ですから、切迫壊死とか安静時痛といった症状は出ません。しかし、高速道路ではないのでたくさん輸送能力はありません。安静時には問題ないが、動くと症状が出るのです。それを血管性の間欠性跛行といいます」
禁煙は絶対に励行すべき

 

●極論君の質問です。
「そこまではわかりました。なぜ閉塞性動脈硬化症では、痛くても運動したほうがいいのですか?」

 

●非常識君の回答です。
「閉塞性動脈硬化症で足に痛みが生じるということは、血流不足を体が訴えているのです。ですから、体は閉塞している太い動脈の周囲の細い血管を、少々太くしたり、流れを改善したり、またその数を増やしたりして対応するのです。血流が必要な状態をつくらないと細い血管は発達しません。ですから閉塞性動脈硬化症では、歩くことが何より大切な治療法なのです。痛くなっても少々歩くことが大切です」

 

●常識君の追加意見です。
「閉塞性動脈硬化症は喫煙で悪化します。タバコは太い血管にも細い血管にも悪影響なのです。禁煙は絶対に励行すべきです」

 

●非常識君の追加意見と質問です。
「足の動脈が閉塞する閉塞性動脈硬化症では、間欠性跛行が生じます。安静時は痛くないが歩くと痛くなるのです。では希な病態ですが、胃や腸に栄養を送る動脈が慢性的に閉塞したときの症状はわかりますか?」

 

●常識君の回答です。
「足は歩けば痛くなるのですから、消化管では食べれば痛くなるのでは?」

 

●非常識君の回答です。
「そうです。食べれば腹痛が生じて、食べなければまったく痛みを生じないのです。食後にいつも腹痛があって、胃カメラや大腸カメラで異常がない人はこんな希な病気かもしれません。では骨盤に栄養を送る血管の慢性閉塞の症状はわかりますか?」

 

●極論君の回答です。
「便秘とか、排尿障害とか、生理痛とかですか?」

 

●非常識君のコメントです。
「それらの症状も起こるかもしれませんが、わかりにくいですね。わかりやすいのは、つまり閉塞した血管を手術やカテーテル治療で治すと元に戻る症状です。血管性のインポテンツです。安静時には腐りもしないし、また痛みもないが、血流が必要なとき、肝心なときに勃起させる十分な血流が得られません。そんな症状も慢性の血管閉塞では起こることがあります」

 

今回は血管病変に造詣の深い非常識君の独断場でした。

(文=新見正則/医学博士、医師)
●新見正則(にいみ・まさのり)
1959年生まれ
1985年 慶應義塾大学医学部卒業
1985年~ 慶應義塾大学医学部外科
1993~1998年 英国オックスフォード大学医学部博士課程
1998年~ 帝京大学医学部外科に勤務
幅広い知識を持つ臨床医で、移植免疫学のサイエンティスト、そしてセカンドオピニオンのパイオニアで、モダン・カンポウやメディカルヨガの啓蒙者、趣味はトライアスロン。著書多数。なお、診察希望者は帝京大学医学部付属病院または公益財団法人愛世会愛誠病院で受診してください。大学病院は紹介状が必要です。

ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2017/06/post_19422_2.html
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歩くことは命の貯金

歩くことは命の貯金

生活の欧米化によって椅子に座る時間や、車や電車に乗る時間が増え、自分の足で歩くことが少なくなってきています。
歩くのはいいことと知ってはいても、ではどんな速さで、どれくらいの時間、どんな姿勢で歩けば、どんな効果があるのでしょうか。

と、その前に…

右の図は、猿まわしのサルの骨格です。
背骨のカーブが、ヒトと似たS字カーブになっているのがわかります。
猿まわしのサルは、芸を覚えるために、まず2足歩行から始めます。これを続けると、比較的表情が穏やかになり、賢くなるそうです。わずか一世代で、右図のような変化を得るわけです。
ヒトは、サルが木から降りて歩き始めたことから進化しました。両手が自由になったのはもちろんですが、二本足で歩くこと、それ自体にも大きなカギがあったことがわかります。

通常のサル
二足歩行を行うサル
二足歩行のサルの骨格図

歩行時の衣服について

歩行を行うときは、当たり前ですが動きやすい服装と運動靴をお勧めします。
転倒時の衝撃防止として手袋の着用や、都市部では排ガス対策としてマスクの着用も大切です。曇天や雨天時、夜間の歩行の際は必ず反射板を付け事故の防止に努めましょう。
歩行時の恰好は運動靴、手袋(転倒時の衝撃防止)、都市部はマスク(排ガス対策)、夜は必ず反射板を身につけましょう

歩行時のポイントは5つ!意識してみましょう

① まっすぐ前を見る

② 上体はやや前傾させる

③ 肘を曲げ、後方に引くことを意識する

④ 両手の親指を立てる

⑤ 足で一本線を挟むようにして歩く

歩行時は、前を見ること、上体をやや前傾させること、肘を曲げ後方に引くこと、両手の親指を立てること、足で一本線を挟むようにして歩くことを意識しましょう

歩行は一度に続けて40分行いましょう

出勤で20分、帰宅で20分と分けて歩くより、続けて歩く方がはるかに効果があります。
40分と聞くと「えっ、長い!」と思われるでしょうが、かなりの早歩きで歩いても、40分で約4.4km。
お家を出てから片道約2kmでどこまで行けるでしょうか?
それをぐるりと一周すれば、あっという間に40分です。

歩行の効果について

①骨が作られる

歩くと骨に圧力がかかります。その圧力で骨から電子が飛び出してマイナスの電荷になります。するとまわりの物質でプラスイオンのものがくっつきます。その一つがカルシウムです。こうして骨が作られます。

骨が作られる

②血液と免疫が作られる

圧力が低いと赤血球やリンパ球が作られます。マラソン選手が高地トレーニングするのは、酸素を運搬する赤血球を作るためです。一方、圧力が増えると、バクテリアを食べる顆粒球、リンパ球に指令を送る単球(マクロファージ)が作られ、いわゆる免疫が高まります。歩くことで骨髄に圧力がかかって免疫細胞が作られ、病気に強くなるのです。

血液と免疫が作られる

③血液を全身に送る

足は第2の心臓と言われる通り、作られた免疫細胞を歩くことで元気に体中に送り届けます。

血液を全身に送る

④認知症改善

色んなメカニズムがありますが、構造医学ではたまったエネルギーの放電が、認知力向上のひとつの原因だと考えます。

認知症改善

歩く速さによっては消化器系や泌尿器系
呼吸循環器系の改善も可能です

なんのために歩くか考えてみてください。実は、歩く速さで効果も変わってくるのです。
ゆっくり歩くと、消化器系によく、精神安定作用があります。(第一生理歩行)
ふつうの速さで歩くと、泌尿器系に効果があります。(泌尿器系歩行)
やや早歩きで、呼吸循環器系が改善します。(呼吸循環器系歩行)
早歩きだと、筋力・骨強化・関節潤滑・気力と体力が向上します。(第二生理歩行)
ただし、無理して早歩きすると、かえってよくありません。体調や体力と相談しながら調整して下さい。具体的な速さは、身長で変わりますので下表をご覧ください。

二足歩行のサルの骨格図

第一生理歩行
身長 1分間の距離
175cm 63.0m
165cm 58.5m
155cm 54.0m
145cm 49.5m
135cm 45.0m
125cm 40.5m
115cm 36.0m
第二生理歩行
身長 1分間の距離
175cm 110m
165cm 102m
155cm 94m
145cm 86m
135cm 78m
125cm 70m
115cm 62m
呼吸器循環系歩行
身長 1分間の距離
175cm 90.0m
165cm 83.5m
155cm 77.0m
145cm 70.5m
135cm 64.0m
125cm 57.5m
115cm 51.0m
泌尿器系歩行
身長 1分間の距離
175cm 80.0m
165cm 74.2m
155cm 68.4m
145cm 62.6m
135cm 56.8m
125cm 51.0m
115cm 45.2m
それだけですか?

いいえ、動物の骨格がすべて違うのは、それぞれに適した形があるからで、最初にお話ししたように、ヒトの身体は、二本足で立って歩くためにできています。
ふだんいろんな無理や負担にさらされる私たちの身体は、歩くことで本来の調子に戻っていきます。これを『生理性の回復』と言い、歩くことの真の意味はそこにあります。逆にきちんと歩く習慣がないと、少しずつ負担や無理がたまり、身体は病気に向かっていきます。
動物が長生きする上で科学的に効果が証明されたのは、現在のところ睡眠と移動(歩行)だけです。
歩行には、単なるスポーツや運動とは全く異なる、大きな意味があるのです。
無理せず楽しい歩行習慣を、ぜひ身につけてください!

日本構造医学研究所 研究より
参考文献:吉田勧持;『歩行』と『脳』(2006) , 産学社エンタプライズ

「座りすぎ」は良くない?

座りすぎの死亡リスクは最大40%増—日本人は世界一座りすぎている

 

「座りすぎ」の健康リスクが日本でも指摘され始めている。特に長時間労働が問題視される日本では、「座りすぎ」の対象となる人が多そうだ。

デスクワークをする男性

shutterstock.com/ wavebreakmedia

欧米諸国で、座りすぎが問題視されるようになったのは2000年以降のこと。国民病と化した肥満と糖尿病の解消が当初の目的で、オーストラリアは官民一体となり、テレビCMで「脱・座りすぎキャンペーン」の動画を流して警鐘を鳴らした。

運動しても相殺できない

イギリスは世界一早く、2011年に座りすぎのガイドライン(英国身体活動指針)を作成。継続して、「就業時間中に少なくとも2時間、理想は4時間座っている時間を減らして、立ったり、歩いたりする低強度の活動にあてるべきである」と勧告した。アメリカでは、シリコンバレーのIT企業を中心に、立ってデスクワークができるスタンディングデスクが浸透し、そのニュースは今も伝えられる。

調査と研究が進むにつれて、座りすぎは肥満や糖尿病に限らず、高血圧症や心筋梗塞、脳梗塞、がんなどの病気も誘発し、死亡リスクを上げることが明らかになった。すると、日本における注目度も上昇。

早稲田大学スポーツ科学学術院の岡浩一朗教授によると、「がんの場合、座っている時間が長いほどがんの罹患リスクが高くなる。顕著なのは大腸がんと乳がんで、座りすぎによって大腸がんは30%、乳がんは17%も罹患リスクが上がる」という。

死亡リスクも、座っている時間が長いほど上がる。

「オーストラリアの研究機関が座位時間と総死亡リスクについて調査したところ、1日の総座位時間が4時間未満の成人に比べて、8~11時間の人だと15%増、11時間以上だと40%増、ということがわかった。このパーセンテージは、WHOが推奨する1日30分以上のウォーキングやランニングなどの運動を週5日実施していても、相殺できない」(岡教授)

座った状態=第二の心臓の活動停止状態

なぜ、座りすぎは罹患リスクや死亡リスクを上げるのか。次のグラフを見ると、座っている状態は脚の筋肉がほとんど動かないことがわかるだろう。

「筋収縮をほとんど伴わない座位行動」

立位、歩行、座位を繰り返して脚の筋肉の活動を測定した結果。筋活動が大きいのは歩行と椅子から立ち上がる動作で、立位も、座位よりは活動割合が高い。じっと立っているつもりでも、自然と重心移動などを行うため、立位は筋肉活動につながると考えられる。

資料提供:岡浩一朗『「座りすぎ」が寿命を縮める』

座って脚の筋肉がほとんど動かない間、「第二の心臓」と言われるふくらはぎの活動は停止状態に陥っている。言い換えれば、下半身に下りた血液を心臓に押し戻すポンプの働きが停止して、全身に酸素や栄養を送る血流が滞ってしまう。

「その状態が長引くほど、いわゆるドロドロ血と言われる状態になって血栓ができやすくなる。血栓は、がんを含むあらゆる病気に多く見られる血管トラブル。血栓が血管に詰まって静脈血栓塞栓症を引き起こせば、即、死に至るケースもあり得る」(岡教授)

ふくらはぎだけではなく、太ももも健康維持に欠かせないポイントだ。太ももには、人体で最も大きい大腿四頭筋という筋肉があり、この筋肉を動かすことはエネルギー代謝の良し悪しを左右する。岡教授によると、「太ももの筋肉が活動停止状態に陥ると、糖の代謝に関わる機能や脂肪を分解する酵素の活性が低下し、肥満や糖尿病になりやすくなる」。

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働きすぎの日本人は世界一長く座っている

次のグラフが示すように、日本人成人の平日の座っている時間は世界一長い。世界20カ国の平均が5時間なのに対し、日本人は7時間だ。

スライド2

シドニー大学の研究者たちが世界20カ国の成人を対象に、平日の座位時間について調査した結果、日本人が最長で1日420分=7時間であるとわかった。20カ国中でもっとも長い。

資料提供:岡浩一朗『長生きしたければ座りすぎをやめなさい』

真面目な国民性で働きすぎることが原因に挙げられるが、7時間と聞いて、自分はもっと長いかも、と不安を覚えた人もいるのではないだろうか。

岡教授によると、「40~64歳の日本人を対象に調査したところ、1日の平均的な総座位時間は8〜9時間だった」という。

例えばデスクワーカーで残業をしない場合、デスクと昼食時に座っている時間は6〜7時間。18時前後に会社を出て居酒屋で一杯、帰宅後にテレビやスマホを見る間も座っていればプラス2〜3時間。合計8〜10時間で平均9時間だから、前出のデータを2時間上回る。何時間以上が座りすぎになるのか、という基準については研究段階だが、岡教授は「これまでの多くの研究結果を見てみると、1日8時間以上座っている人は、罹患リスクや死亡リスクは高まる可能性がある」という。

座り方を改めて健康寿命を伸ばそう

あくまでも座ることが体に悪いのではなく、座りすぎが体に悪いのだ。意識的に座っている時間を中断するようにすれば、健康寿命が伸びてQOL(Quality of life=生活の質)も上がる。そこで「いい座り方」のポイントを最後に。

【健康寿命が伸びる座り方のポイント】

・オフィスでも、30分から1時間に一度はトイレ休憩、飲み物や資料を取りに行く、不要な書類をシュレッダーにかけるなどのブレイクタイムを取る。

・ブレイクタイムの目安は、30分に1度の場合は3分間、1時間に1度の場合は5分間。

・なかなかブレイクタイムを取れないときは、座ったままかかとを上げ下げする、膝を伸ばして脚を上げる、脚を上げた状態でつま先をまっすぐ伸ばしたり直角に立てたりする。

30分〜1時間に一度、自分を立ち上がらせるために、パソコンのポップアップ機能やウェアラブル端末のアラーム機能を設定するといいだろう。

今後も、さまざまな技術が進歩するにつれて生活環境や仕事環境の機械化と自動化は加速し、私たちの身体活動は著しく省力化していくだろうが、身体活動を促す使い方もできるのだ。

(文・茅島奈緒深)

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